フィリピンのコンドミニアムを、安く買えるのがプレビルドです。
プレビルドとは
- まだ建っていない物件
- コンドミニアムを企画段階で販売契約すること
フィリピン丸見えより引用
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
プレビルドのメリット
まずはメリットについて解説します。
メリット「物件を安く買える」
プレビルドを狙うことで、物件を安く買えます。
建物は、資金を集めて建築していきます。
竣工前の早い時期からその計画に携わっている分、割安になります。
実際、竣工時の販売価格は、計画時より30%ほど上がりがちです。
メリット「キャピタルゲインを狙える」
プレビルドは、建物が完成に近くに連れて販売価格が上がっていく仕組みです。
安価で購入し、価格が上がった時に売却することで、キャピタルゲインが期待できます。
メリット「支払い方法が多彩でわかりやすい」
プレビルドの支払い方法は、多彩に設定されていることが多いです。
※支払い方法は販売業者により異なります
プレビルドの支払い方法
|
プレビルドのメリットまとめ
- 買いやすい
- 割安に購入できる
- 分割で購入できる
- ローンを使える
- キャピタルゲイン(売却益)を期待できる
プレビルドのデメリット
次に、デメリットの解説をしていきます。
デメリット「物件が建たないかもしれない」
計画段階で購入するということは、物件が建たない可能性があることを意味します。
なので、ちゃんと建つ物件なのかを見極める必要があります。
もしかしたら、デベロッパーが建設途中に破綻してしまうかもしれません。
デベロッパーの経営状況や、過去の竣工実績をチェックしておく必要があります。
デメリット「思っていた物件と違う」
プレビルドなので、購入前はイメージ図でしか物件を見られません。
完成した物件を見ると、イメージと違う!なんてことが起こり得ます。
日本ほどちゃんとしている国ではないことを理解しておきましょう。
デメリット「資金を寝かすことになる」
物件が竣工し、借主や買取主が見つかるまでの間、収入は生まれません。
投資した資金は数年間、塩漬けされる形となります。
デメリット「支払い方法がややこしい」
分割での支払いが可能なのはメリットです。
しかし、その反面、分割で納付するのは面倒です。
たとえ銀行ローンが組めたとしても、日本のように決まったパッケージローンがあるわけではありません。
タイミングによって条件が変わってきてしまいます。
フィリピン金融機関のタイムリーな情報をチェックしておく必要がある
日本でも、時期により融資の姿勢や条件は変動します。
しかし、フィリピンでは、日本以上に金融機関による差があります。
現地にいて、タイムリーな情報を常に追っていないと対応できません。
デメリット「期待したキャピタルゲインが得られないことがある」
プレビルド物件は普通、キャピタルゲインを期待して購入します。
しかし、必ずしも期待した売却益が出るかは約束されたことではありません。
物件価格の上昇は約束されたものではない
プレビルドは、工期が3~5年かかる物件を予約購入する形です。
完成すると、物件価格が30%上がる仕組みです。
しかし、この30%という価格はデベロッパーが決めた価格です。
売却時に買い手がその価格で買い取ってくれるかどうかは定かではありません。
需要と供給で価格が決まる
需要と供給のバランスで価格は決まります。
例えば、売却物件がたくさん出たとします。
「購入したい!」という人の数より、物件の数の方が多ければ必然的に価格は下がります。
大きな目で見れば価格は上がる
フィリピンは、人口増加中で、物件重要も増加中です。
なので、大きな目で見れば、価格は上がると考えられます。
しかし、それは約束されたものではありません。
タイミングによるところがあるため、売却時期の見極めが必要です。
売れるまでに1~2年は待つと言う感覚が普通
フィリピンで物件を売却する際に、焦ってはいけません。
「来月までに売りたい」「3ヶ月以内に売却したい」
そのような焦りが命取りです。
フィリピンで物件を売却しようと思ったら、1~2年は様子を見る感覚が必要です。
プレビルドのデメリットまとめ
- 完成しないことがある
- 思っていた物件と違う
- 資金を寝かすことになる
- 支払い方法がややこしい
- 期待したキャピタルゲインが得られないことがある
- ローンが組めない可能性がある